国産でんぷんと小麦粉の動向
弊社のホームページをご覧いただきありがとうございます。
9月も中旬となりましたが、涼しくなったとは言い難いむし暑い日々が続いております。
皆様も、引き続き暑さ対策にご留意いただき、体調には十分お気を付けください。
さて、表題の件ですが、
まず「国産でんぷん」について、仕入先を通じて全国農業協同組合連合会(全農)より
供給量の10%削減(昨年度1年間で仕入れた数量の90%しか今年度は仕入れられない)と
+15%の価格改定(値上げ)という通達がまいりました。
理由としては、でんぷん用馬鈴薯の近年の不作と他の作物への転作が続いているということで
以前にも国産でんぷんの供給不安についてお話しした時と状況は変わっていないようです。
国産でんぷんの生産については未だ減少傾向の歯止めがかからず、厳しい状況が続いております。
国産でんぷんを弊社よりご用命いただいているお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、
価格改定、数量制限等にご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
表題の件の2つ目「小麦粉」についてです。
こちらはつい先日、農林水産省より「輸入小麦の政府売渡価格の改定について」という発表があり、
輸入小麦全体の前回の価格(加重平均)より11.1%の引き下げとなるということでした。
米国主要小麦産地での生育好条件や海上運賃の下落が主な引き下げ理由のようです。
「輸入小麦の政府売渡価格の改定について」農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/boeki/230912.html
これにより、10月より政府から各製粉会社への原料小麦の価格が引き下げになりますので
年末に予測される小麦粉の価格改定は特殊な銘柄等を除いて、値下げとなりそうです。
詳細につきましては、10月に各製粉会社より発表があると思われますので
来月改めてご連絡申し上げます。
以上、今回は国産でんぷんと小麦粉の今後の動向についてお伝えいたしました。
弊社取扱商品の相場や流通量は状況によって変化いたします。
そのような中、弊社は商品の安定供給と、商品の安全性の確認、
そして、継続的な供給に合わせた適正な価格を常に考え続け、
弊社の取引先様を通じての「安心して食べられる幸せ」を追求してまいります。
皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。